セミナー「カーボンニュートラル実現に向けた水素エネルギーの活用」

主催

化学工学会関西支部

協賛

近畿化学協会、日本エネルギー学会関西支部、日本機械学会関西支部、日本化学会近畿支部、日本伝熱学会、化学工学会エネルギー部会・反応工学部会・SIS部会<何れも予定>

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国内外で注目を集める水素エネルギー。その多様な用途と脱炭素社会の鍵となるエネルギー源としての重要性がますます高まっています。本セミナーでは、水素活用の最新技術や政策、実際の導入事例を紹介し、多角的な視点から学べる貴重な機会を提供します。さらに、三菱重工業株式会社様にご協力をいただき、同社の工場見学会を実施いたします。本セミナーが水素の活用に関わる技術者、研究者、実務者の皆様にとって、有益な情報を提供し、ネットワーキングの場となることを期待しております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

日時

2025年 6月19日(木)12:50~17:30

開催形式

三菱重工業(株)高砂社員クラブ
[兵庫県高砂市荒井町新浜2-1-1]
<交通>山陽電鉄「荒井駅」下車。

プログラム

 

1)

水素社会実現に向けた国・関西の動向と近畿経済産業局の取り組み(12:50~13:30)
経済産業省近畿経済産業局 資源エネルギー環境部カーボンニュートラル推進室 乾 博貴氏

2)

神戸大学HyTecにおける先端水素技術研究の取り組み(13:30~14:10)

神戸大学 水素・未来エネルギー技術研究センター センター長 武田 実氏

2050年のカーボンニュートラルを実現するためには、再生可能エネルギーをベースとしたCO2フリー水素(グリーン水素)のサプライチェーンを確立することが重要である。本講演では、水素の製造・貯蔵・輸送に関するこれまでの研究の経緯、現状と課題について述べる。

3)

太陽光水素製造実現に向けた可視光応答型水分解用光触媒系の開発(14:20~15:00)

京都大学大学院工学研究科 教授 阿部 竜氏

無尽蔵とも言える太陽光エネルギーを用いて、安価かつ大量に水から水素を製造する方法のひとつとして、半導体の微粒子を光触媒として用いる水分解が注目され、世界中で活発に研究されている。実用化には現状の太陽光エネルギー変換効率をさらに向上させる必要があり、太陽光スペクトルの大部分を占める可視光の有効利用が鍵となっている。本講演では、可視光応答型光触媒の開発指針や具体例、技術課題や最新動向について概説する。

4)

カーボンニュートラルの達成に向けた水素・アンモニア焚きガスタービンの取組み(15:00~15:30)

三菱重工業(株)ガスタービン技術部 谷村 聡氏

三菱重工業(株)は、2040年脱炭素化に向けてカーボンフリー発電システムのラインアップの拡充を進めている。水素利用のガスタービンは、30vol%混焼のガスタービン燃焼器の開発を完了し、水素100%専焼(ドライ)の燃焼器についても燃焼試験を実施して開発を進めている。さらにアンモニア利用のガスタービンでは、アンモニア専焼の燃焼システムを鋭意開発中である。今後、これら発電システムの実機実証試験を順次実施し、早期の実用化を目指す。

5)

簡易ミキサー(15:30~16:00)※参加無料、講演会のみ参加の方は順次解散

6)

見学会(16:00~17:30)同所 高砂製作所内 見学

 

申込締切

5月30日(金)、ただし「講演+見学会」定員25名、「講演会」のみ定員25名、各定員になり次第

参加費

主催・協賛団体個人正会員:19,000円、主催・協賛団体所属法人会員:23,000円、大学・公設機関:7,000円、学生会員:3,000円、会員外学生:5,000円、会員外:37,000円(何れもテキスト代・消費税込)

・主催・協賛団体の他支部に所属の場合でも主催・協賛団体所属会員としてお取扱いします。
・会員外の方へ:化学工学会正会員に入会されると個人正会員価格にてご参加いただけます。参加費とは別に正会員年会費《2025年度年会(3月~翌2月分)11,000円》が必要です。詳しくは下記にお問い合わせください。

申込方法

Web上の『参加申込フォーム』よりお申込みください。
参加費は、銀行振込[りそな銀行御堂筋支店 普通預金No.0405228 名義 公益社団法人化学工学会関西支部]をご利用ください。 振込手数料はご負担ください。

注意事項

・業種<同業者>によっては、参加をお断りさせていただく可能性がありますので、ご了承ください。
・参加申込をされた方には6月上旬にE-mailにて会場地図等をご連絡します。

問合先

  公益社団法人 化学工学会関西支部
  〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センター6階
  TEL: 06-6441-5531 FAX: 06-6443-6685 E-mail: apply(atmark)kansai-scej.org