(6/27)セミナー 分析技術の最前線とものづくりへの応用

主催

化学工学会関西支部

協賛

近畿化学協会、高分子学会関西支部、日本化学会近畿支部、日本機械学会関西支部、分離技術会、有機合成化学協会関西支部、日本分析化学会近畿支部<何れも予定>

————————————————————————————————————-

昨今、気候変動や生物多様性、循環型経済、人権、情報開示などの関心が高まる中、ESGに関する規制が続々とつくられ、2020年以降だけでも世界で300超の規制が施行された。化学産業においても市場の競争ルールの変化を捉え、規制の動向を素早く把握し、いち早くビジネスに取り込むことが重要である。本講演会では、「環境規制動向」を正しく捉え、環境を守るための「評価技術」に着目し、分析技術の最前線を俯瞰的に取り扱う。分野横断的な昨今の対象・最先端技術を学び、今後の化学産業における「効率的なモノづくりへの応用」に向かって、様々な分野の技術者、研究者とのディスカッションの場となることを期待している。

日時

2025年 6月27日(金)10:00~18:30

開催形式

対面:大阪科学技術センター4階404号室
[大阪市西区靭本町1-8-4 TEL.06-6443-5324] http://www.ostec.or.jp/access.html
<交通>OsakaMetro地下鉄四つ橋線「本町」駅25・28番出口より北へ徒歩約7分.

オンライン:ZOOMによるライブ配信

プログラム

 

  開会挨拶
1)

【基調講演】化学物質管理政策をめぐる最近の動向について (10:10~11:10)
経済産業省 産業保安・安全グループ化学物質管理課 課長補佐 河内 あゆみ 氏

残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約、化学物質管理に関する新たなグローバル枠組み(GFC)など、化学物質管理に関する最近の国際動向について紹介する。また、経済産業省の化学物質管理政策を中心に、国内の取組みについて紹介する。

2)

最新PFAS分析ソリューションのご紹介 (11:10~12:00)
株式会社島津製作所 分析計測事業部 Solutions COE 星 大海 氏

昨今、極微量定量分析の需要が、PFAS(ペルおよびポリフルオロアルキル化合物)等を背景に急増している。本講演では、前処理から解析にいたるまで分析上の留意点を含めた最新情報について紹介する。

3)

熱分解ガスクロマトグラフィー/質量分析法による大気マイクロプラスチックの分析(13:20~14:10)

徳島大学大学院 准教授 水口 仁志 氏

大気中に拡散したプラスチック成分に対する人々の関心が近年急速に高まり、それを評価する分析手法の確立が急務となっている。本講演では、石英フィルターを用いて捕集した大気粉塵中のポリマー成分を分析する首記の最新技術を紹介する。

4)

モロミックスと醸造シンギュラリティ(14:10~15:00)

酒類総合研究所 業務統括部門 部門長 岩下 和裕 氏

現在、労働人口の減少や急速な円安など社会の情勢が目まぐるしく変化している。このような社会への対応が今後、益々重要であり、DX化や生成AIの活用による生産性の向上が望まれる。伝統的な酒造りにおいて、どのように技術改革を起こすのか?そのカギについて講演する。

5)

マイクロTASの最新動向(15:15~16:05)

北海道大学大学院 教授 渡慶次 学 氏

マイクロ流路を利用した化学プロセス技術(マイクロTAS)は、分析化学の分野を超え、創薬や医学研究など幅広い応用が進んでいる。本講演では、マイクロTASの最新動向を概説するとともに、オンサイト分析やPOCT、核酸医薬などへの応用事例について紹介する。

6)

国内初の第4世代放射光施設NanoTerasuの概要 (16:05~16:55)
量子科学技術研究開発機構NanoTerasu総括事務局・広報グループリーダー 加道 雅孝 氏

NanoTerasuは最新の円型加速器設計を国内で初めて採用した第4世代放射光施設で、従来の100倍の高輝度化と高コヒーレント化を実現している。世界トップクラスの明るい軟X線光源を実現することで、物質の構造の解析に加え、機能に影響を与える「電子状態」、「ダイナミクス」等の詳細な解析が可能という強みを持つ。そのような、国内初の第4世代放射光施設NanoTerasuの概要について講演する。

  閉会挨拶(16:55~17:00)
  名刺交換・交流会(17:00~18:30) 於:同所 ※参加無料

 

申込締切

6月20日(金)ただし、定員(対面50名)になり次第、オンラインでのご案内になります。

参加費

主催・協賛団体個人正会員:19,000円、主催・協賛団体所属法人会員:23,000円、大学・公設機関:7,000円、学生会員:3,000円、会員外学生:5,000円、会員外:37,000円(何れもテキスト代・消費税込)

・主催・協賛団体の他支部に所属の場合でも主催・協賛団体所属会員としてお取扱いします。
・会員外の方へ:化学工学会正会員に入会されると個人正会員価格にてご参加いただけます。参加費とは別に正会員年会費《2025年度年会(3月~翌2月分)11,000円》が必要です。詳しくは下記にお問い合わせください。

申込方法

Web上の『参加申込フォーム』よりお申込みください。
参加費は、銀行振込[りそな銀行御堂筋支店 普通預金No.0405228 名義 公益社団法人化学工学会関西支部]をご利用ください。 振込手数料はご負担ください。

注意事項

・オンライン配信ツールは「Zoom」を利用します。必要な機材、設備等は各自でご準備ください。
・参加申込をされた方には6月中旬にE-mailにてZoomの接続情報や会場地図等をご連絡します。

問合先

  公益社団法人 化学工学会関西支部
  〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センター6階
  TEL: 06-6441-5531  FAX: 06-6443-6685  E-mail: apply(atmark)kansai-scej.org