(9/3) 化学工学イノベーション研究会第25回研究会~大阪府立大学羽曳野キャンパスでの講演と見学~ (大阪府羽曳野市)
主催
化学工学会関西支部 化学工学 イノベーション研究会
本研究会は、大学をはじめとする研究機関を訪問し、化学工学に関連する最先端の研究について研究担当者からの講演や施設見学を通じて、研究の最新の動向を把握することを目的に発足しました。年に数回程度の割合で順次、ユニークな研究を実施している研究機関の訪問を計画しております。第25回は大阪府立大学 羽曳野キャンパスを訪問し、総合リハビリテーション学研究科と看護学研究科の新進気鋭の先生方から大量調理、栄養療法、および老年・女性看護に関する最新の情報を提供いただくとともに、当該研究科の実習室などを見学させていただきます。以下の要領で開催いたしますので、業務ご繁忙のことと存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参加賜りますようお願い申し上げます。
日時
2019(令和元)年 9月 3日(火) 11:00~15:30 (~19:00 河内ワイン見学会)
会場
大阪府立大学 羽曳野キャンパス E棟2階 E403実習室(食堂)
〔大阪府羽曳野市はびきの3-7-30〕
アクセスマップ:http://www.osakafu-u.ac.jp/info/campus/access/?id=habikino
(近鉄南大阪線「藤井寺駅」または「古市駅」より、近鉄バスにて「府立医療センター」下車、徒歩10分.)
キャンパスマップ:http://www.osakafu-u.ac.jp/info/campus/habikino/
プログラム
11:00 | 開会挨拶 |
11:05~11:40 | 「過熱水蒸気を用いた大量調理の試み」 大阪府立大学総合リハビリテーション学研究科 栄養療法学専攻 竹中 重雄 教授 病院や学校給食では、その栄養と安全性が重要である。一方、近年の圧倒的労働力不足によって、現場の規模を問わず労働力の確保やそれを代替するイノベーションが求められている。そこで、我々は過熱水蒸気を用いた調理機器の導入によって調理工程を改善し、食の美味しさと栄養、その安全を損なうことなく解決する試みを報告する。 |
11:40~12:15 | 「高齢者の真のニーズを見極める―老年看護学の立場から―」 大阪府立大学看護学研究科 看護学専攻 長畑 多代 教授 高齢化率28%を超えた現在の日本は、本格的な多死社会という超高齢社会の次のステージに確実に向かっている。多くの人が長寿の幸せを享受できる一方で、健康寿命と平均寿命の差(何らかの介護が必要な期間)は男性8.84年、女性12.35年となっており、他者の支援を受けつつ晩年を過ごすことを余儀なくされるという現実もある。そこで本講演では、高齢者の身体的、心理・社会的特徴に基づいた個々のニーズをどう見極めるのか、その重要性と困難性について老年看護学の立場からお話ししたい。 |
12:15~12:50 | 昼休み休憩 |
12:50~13:25 | 「ビタミンB6の新たな生理作用」 大阪府立大学総合リハビリテーション学研究科 栄養療法学専攻 叶内 宏明准 教授 アミノ酸代謝に関わる酵素の補酵素としてビタミンB6が重要である。近年、ビタミンB6は、補酵素としてだけではなく、タンパク質の翻訳後修飾にも関与して活性に影響を及ぼすことが明らかになりつつある。ビタミンB6による抗がん作用や炎症抑制作用の結果から推測されるビタミンB6の新たな機能を紹介する。 |
13:25~14:00 | 「日本人高齢者におけるビタミンD栄養状態について」 大阪府立大学総合リハビリテーション学研究科 栄養療法学専攻 桒原 晶子 准教授 ビタミンDは、古くから骨に関する栄養素として周知されているが、近年、ビタミンD栄養状態が転倒、がん、心血管疾患、感染症,糖尿病などにも関係することが報告されている。しかし、ビタミンD栄養状態は世界的にみても不足・欠乏にあり、高齢者になるとさらにそのリスクは高まる。以前に我々は日本人の施設入居高齢者を対象に、ビタミンD栄養状態の実態調査とコホート研究、さらに介入研究を行ったので、その成果について報告する。 |
14:00~14:35 | 「若い就労女性の栄養状態が危ない:母性看護における栄養の重要性」 大阪府立大学看護学研究科 看護学専攻 渡邊 香織 教授 わが国では、晩婚化・出産年齢の高齢化により、高血圧、糖尿病などをもつ妊婦が増えており、このリスクを減少させて母子がともに安全に出産・育児するには、妊娠前からの健康管理がとても重要です。一方で、妊娠可能な年齢層の女性は栄養不良状態であることが報告されています。そこで、妊娠や新生児に影響する栄養状態や食習慣などの現状について報告いたします。 |
14:35~15:25 | 見学(栄養:給食実習室、看護:母性・小児看護実習室) |
15:25~15:30 | 閉会挨拶 |
解散 |
河内ワイン見学会
日時
2019(令和元)年 9月 3日(火) 16:00~19:00
会場
河内ワイン 〔大阪府羽曳野市駒ヶ谷1027、TEL072-956-0181〕
http://www.kawachi-wine.co.jp/
定員
20名
プログラム
15:30~16:00 | タクシーで大阪府立大学羽曳野キャンパスを出発 |
16:00~17:00 | 河内ワイン見学会 |
17:00~19:00 | 懇親会 於: 同所内ワイナリー 直営レストラン 「金食堂」 |
申込締切
8月23日(金)
※ただし、羽曳野キャンパスでの講演・見学会は定員40名、河内ワインでの見学・懇親会は定員20名になり次第締切
参加費
羽曳野キャンパスでの講演・見学会 1,000円(昼食込)
河内ワインでの見学・懇親会 3,000円(羽曳野キャンパスからの移動(タクシー代込み)
※何れも当日お支払いください。
参加資格
原則、化学工学会関西支部所属(法人/正)会員であればご参加可能です。
申込方法
『参加申し込みフォーム』よりお申込みください。または、第25回「化学工学イノベーション研究会」参加申込と題記し、1)氏名、2)勤務先(所属)、3)会員資格、4)連絡先(住所、郵便・電話・E-mail)、5)「河内ワイン見学会・懇親会」参加の有無、6)連絡事項、を明記のうえ、E-mailにて下記宛お送りください。 ※なお、参加証は送付しませんので、直接会場にお越しください。 ※ご欠席の場合でも次回以降の案内を希望される方は、通信欄にてその旨をお知らせください。 |
申込先
公益社団法人 化学工学会関西支部
〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センター6階
TEL: 06-6441-5531 FAX: 06-6443-6685 E-mail: apply(atmark)kansai-scej.org