(11/20) セミナー「安全性と収益性を両立する次世代スマートプラント~プロセス強化とIoT活用のスマート保安の観点から~ 」(大阪科学技術センター)
主催
化学工学会関西支部
協賛
応用物理学会関西支部、近畿化学協会、日本化学会近畿支部、 日本機械学会関西支部、有機合成化学協会関西支部
近年、IoT・AI等IT活用と社会実装のスピードはめざましく、生活の中でもそれを実感する機会が多くなって参りました。化学産業においても、取り組みが本格化してきている事例も増えてきている一方、複雑な化学プラントへの実装は試行錯誤しながらの取り組みながらも、実装化に向けた取り組みが活発化してきております。化学工学会関西支部では、プロセス強化の一環としても今後の化学プラントへのIoT・AIの実装を支えて参るべく、関西での交流の場として活用していただくべく、定期的なセミナーを開催してまいります。 本年は、化学企業および化学工学会としての取り組みの基調講演を皮切りに、大学での研究の取り組み、Connected Industriesの考え方の中での人材育成などについて、産官学各方面でのご講演をいただき、さらに企業での実装に向けた取り組み事例を、各企業にご紹介いただきます。 ぜひとも、皆様の技術交流の場として、また各企業での取り組みのヒントを得ていただくよう、皆様のご参加をお待ち申し上げております。
日時
2019年11月20日 (水) 10:30~17:20
会場
大阪科学技術センター 4階405号室
[大阪市西区靭本町1-8-4 TEL: 06-6443-5324]
<交通>OsakaMetro四つ橋線「本町」駅下車、 25・28番出口より北へ徒歩約5分、靭公園北詰め
プログラム
10:30~11:25 | 1.[基調講演] 企業競争力向上を目指したプロセス強化とIoT活用の取り組み (株)カネカ 常務執行役員 IoT Solutions Center長 鷲見 泰弘氏 企業における生産技術開発においてプロセス強化とIoT活用は重要な視点である。プロセス強化はプロセスを変革することで機能や安全性などを飛躍的に向上させること、一方、IoT活用はプロセスのポテンシャルを引き出すこと及び総合的に生産性向上へ繋げることと考えられる。これらが企業競争力の強化へ寄与するためには、安全性と収益性が両立するものでなければならず、これまでの技術開発と今後の方針について述べる。 |
11:25~12:15 | 2.グリーンプロセス工学(GPE)におけるプロセス強化(PI)の展開
東京工業大学 物質理工学院応用化学系 准教授 松本 秀行 氏 グリーンプロセス工学(GPE)は、環境・安全・健康の改善を意識しながら経済的発展も維持し続けることのできる持続可能社会を実現するためのプロセス工学であり、プロセス強化(PI)は GPEの中核をなすモデルベースのプロセス設計戦略である。環境・安全・健康の枠組みのなかでモデルベースのプロセス設計戦略の方向性を概観しつつ、PI技術の新たな発展に必要不可欠なシステムズアプローチについて述べる。 |
13:30~14:20 | 3.産業保安のスマート化について
経済産業省 中部近畿産業保安監督部 近畿支部保安課 課長補佐 小西 努 氏 経済産業省では、Connected Industriesという政策コンセプトの中で「プラント・インフラ保安」を重点5分野の一つとして掲げており、産業保安分野においてもAI,IoTを活用してデータや経験を取得、共有、分析し、保安力と効率性を向上させるための施策を行っているところである。本講演では、こうした新技術の活用に向けた取り組みや、新技術の実装を担う人材を育成するための講座開発をはじめとした、「産業保安のスマート化」に向けた政策動向ついて紹介する。 |
14:20~14:50 | 4.~製造工場のDX~「ものづくり自律化システム」のご紹介
アズビル(株)アドバンスオートメーションカンパニーエンジニアリング本部 ITサービス推進部 部長 木村 大作氏今日、ものづくり企業は大きな変革期の中にある。新しい価値を創造し競争力を向上させるためには、これまでの延長線上ではない生産性を実現し、人はより創造的な役割を果たさなければならない。この具現化に向けて、アズビルが取り組む新世代コンセプト「ものづくり自律化システム」について紹介する。 |
15:10~15:40 | 5.ダイセル式生産革新における安全性強化の取り組み
(株)ダイセル 生産技術本部生産革新センター センター副所長 近藤 弘康氏 ダイセル式生産革新の取り組みの概要を説明した後、スマート保全の観点から、これまでに諸先輩方が構築されてきたダイセルにおける安全性強化、生産性向上の取り組みと、さらに向上させていくための今後の展開について、紹介する。 |
15:40~16:10 | 6.住友化学におけるスマートファクトリーの取り組み
住友化学(株) 生産技術部 主席部員 大谷 武弘氏 製造現場では従来からデジタル化による取り組みが進められていたが、取り巻く環境が変化する中で、ギアチェンジが必要になっている。作業者のワークフローやオペレーションの観点から化学プラントの特性に合ったデジタル化技術を探索、検証し水平展開を進めている弊社の取り組みについて紹介する。 |
16:20~17:20 | 懇親交流会(ミキサー) 於:同センター地下1F B101号室、参加無料 |
申込締切
定員(70名)になり次第締切
参加費
主催・協賛団体個人正会員19,000円、主催・協賛団体法人会員23,000円、大学・公設研究機関7,000円、学生3,000円、会員外学生5,000円、会員外37,000円 (何れもテキスト代、消費税含) ※主催・協賛団体の支部以外に所属の場合でも主催・協賛団体所属としてお取扱いします。
申込方法
【参加申込フォーム】に必要事項をご入力いただくか、またはE-mail等にて、標記行事名を題記し、(1)氏名、(2)勤務先・所属、(3)連絡先(住所、郵便・電話番号)、(4)会員資格、(5)送金方法(送金予定日)、(6)請求書要否、(7)懇親交流会参加の有無,を明記のうえ、下記宛お申し込みください。
参加費の送金は、銀行振込(りそな銀行御堂筋支店普通預金 No.0405228 口座名義「公益社団法人化学工学会関西支部」)をご利用ください。
※参加申込者には11月上旬頃に参加証を送付いたします。
※会員外の方へ:化学工学会正会員に入会されると、24,500円([参加費19,000円]+[2019年度(9月~翌2月入会)年会費5,500円])での参加が可能です。詳しくは下記にお問い合わせください。
申込先
公益社団法人 化学工学会関西支部
〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センター6階
TEL: 06-6441-5531 FAX: 06-6443-6685 E-mail: apply(atmark)kansai-scej.org